ヴェーダの復興

私の主な仕事はインド亜大陸の中心でヴェーダとシャーストラを復興し、これらに関する知識を人々の中に甦らせることです。この仕事はいかなる障害にも妨げられることなく成功するでしょう。この仕事が制限されたり遅れたりすることはないでしょう。神が決定して意思するとき、その神の意志が妨げられることは決してないのです。

Sathya Sai Speaks, Vol.4, Ch.49

私は、すべての人にヴェーダのエッセンスを教え、その貴重な贈り物を与え、そしてまた太古からの法(サナータナ ダルマ)を擁護し、それを維持するために来たのです。

Sathya Sai Speaks, Vol.4, Ch.49

皆さんはやがて、サナータナダルマ〔太古よりの永遠の法〕、すなわち、世界のすべての人々のためにヴェーダに定められているダルマの、正当な本来の地位の復興を目の当たりにすることができます。人々を私のほうに引き寄せ、私のシャクティ(力)とサーマルッティヤ(能力)を顕示することによって人々を魅了することだけでなく、ヴェーダのダルマを復興することも、サイのサンカルパ(サイが決意したこと)なのです。それはバラマタットワム(迷妄の現象)ではありません。そのタットワム(現象)は、真理を支え、非真理を根こそぎにし、その勝利において、あなた方すべてを忘我の歓喜に浸らせます。これはサイのサンカルパ〔意志〕です。

人々の中には、指導層や権威のある段階に到達した人たちであっても、現にヴェーダのマントラやバーラタの文化の本質をお金儲けのために交換すること、すなわち、売りはじめた人たちがいます。西洋人たちもまたそれを買おうとしています! そうした真理や発見は売買される商品ではありません。それゆえ、私は、それらの真の価値を知らせて売買をやめさせるために、近々西洋諸国を訪問するつもりです。すでに、アメリカ合衆国の大学当局、および学生のリーダーたちは、ぜひとも私を歓迎したく、私のためのプログラムも作成済みであると、書いてよこしています。ちょうど昨日、私のアフリカ訪問のためのパスポートが届けられました。それは私が近いうちにアフリカ諸国を訪問することを願ってのことです。私は6月より前にアフリカへ行く予定です。

このように、私と親交をもつチャンスをできるだけ多く利用しなさい。そして、私が与えている指示に、できるだけ速く、そして最善の形で従うことができるよう努力しなさい。私の教えに従うことで十分です。それは、極めて厳しい苦行をすることよりも、あなたのためになるでしょう。サティヤ(真理)、ダルマ(正義)、シャーンティ(平安)、プレーマ(愛)を実践しなさい。これらは私にとって大切なものです。あなたのあらゆる思いと言葉と行動の中に、いつもこれらの理想を自分の目の前に留めておく決意をしなさい。それは、あなたに神性なる至高の実在との融合という、最高善を授けることができます。

1968年5月17日 SSO第一回世界大会の御講話