テキストについて
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テキストに示されているスワラ(抑揚、イントネーション) と、CDで聞いた時のスワラでは異なる部分が多くあるのはなぜですか?
ヴィサルガはカタカナでどのように表記されていますか?(「ヴィサルガはどのように発音するのですか?」もご参照ください)
1. テキストに示されているスワラ(抑揚、イントネーション) と、CDで聞いた時のスワラでは異なる部分が多くあるのはなぜですか?
サティヤ サイ 出版協会(SSP)が刊行しているヴェーダ テキストは、プラシャーンティ ニラヤムで販売されている英語のテキストをベースに作成しており、スワラはベース本の通りの表記となっています。 日本のテキストを作成している段階で、質問に該当する(CDとテキストのスワラが異なる)箇所がかなりの数になり、また、CDによってもスワラが異っていることに気づいたのですが、スワラの表記を書きなおしたほうがよいか、プラシャーンティ ニラヤムでヴェーダを唱えている先生にご相談したところ、ベースになっている本の表記のままがよいでしょうとのアドバイスをいただきました。また、ヴェーダはシルティ(聴かれたもの)であることと、スワラ記号を読みながら唱えるものではないということも合わせてお話しいただきました。
このような経緯で、テキストにおけるスワラはベース本の通りの表記とすることにしました。
記号なしのカタカナ(細字の明朝体のカタカナ)と記号付きのカタカナ(太字のゴシック体で下に点や線があるカタカナ)で、それぞれ以下のように表記されています。
記号なしカタカナ(SJ2表記)
文末では直前の母音を引き継ぐハ行(例:アーハ、ヨーホ、ヤィヒ)で表記。それ以外の場所ではすべて促音(ッ)(例:アーナッ、パッティヤィッ)で表記。
記号ありカタカナ(SJ表記)
文末ではカッコなし、それ以外の場所ではすべてカッコ付きで、直前の母音を引き継ぐハ行の下に点を付けて表記。
備考
実際の発音は「ッ」であったり、英語の f のような発音であったり、発音されなかったりさまざまであり、唱える人や、場合によっても変化するので、発音自体を表記するのではなく、ヴィサルガがあることを示すことを目的として、SJ2表記では「ッ」に統一してあります。
長母音の後に「ッ」がある場合は、発音しようとしても発音がほとんどできないため(例:パッティヤィッ、シールシノーディヤゥッ)、「ッ」 があることに疑問を持たれるかもしれませんが、上記のルールに従い、ヴィサルガがあることが分かるように「ッ」を残しています。