第1回サティヤ サイ国際ヴェーダ大会講演集

この講演録は、複数の参加者が取った断片的なメモに基いたものであり、すべての講演を完全に再現したものではありません。あらかじめご了承ください。

第1回サティヤ サイ国際ヴェーダ大会全体の概要についてはこちらを、プログラムはこちら(PDF)をご覧ください。

2017年11月20日朝 プールナチャンドラ講堂

世界的水問題とヴェーダの太古の英知を解読することによるその緩和

インド政府国防研究開発機構(ニューデリー)元理事

JNV大学(ラージャスターン州ジョードプル)元大学助成委員会教授

世界ヴェーダ学習協会(WAVES)ジョードプル支部会長

ラーム ゴーパール博士

ヴェーダは無限の英知です。世界的に水の問題があります。水は神であり、どうしたらそれを神聖なエネルギーに変えることができるでしょうか?この水の神聖なエネルギーを使えば、すべての人が100歳まで生きることができます。

日本の研究者が科学的研究を行いました。悪い言葉をかけた水は暗色に変わりましたが、ヴェーダのマントラを唱えると、その水は神聖になり、人々を癒すようになりました。

体の中の質と量のアンバランスが病気の原因です。インドの80%の子供が、水が原因の病気で命を失います。宇宙と体に含まれている水の割合は同じです。全世界は水から創造されました。その昔、神々(デーヴァター)と悪魔たちが、大蛇の両端を引っ張って海を攪拌するサムッドラマタナ(乳海攪拌)が行われました。そこから、たくさんの貴重な宝石や富や毒が現れ、最後にアムリタ(甘露)が現れたのです。

水は不変です。私たちの体の60%は水(液体)で、12%が土(固体)で、8%が空(気体)です。

ヴェーダの先史学―持続可能性のためのホリスティックメタサイエンス〔訳注:諸科学全体を覆うサイエンス〕の先例

コロラド大学ボールダー校(アメリカ)生態学(エコロジー)教授・研究主幹

ジョン J. キネマン博士

博士はホリスティック科学について語りました。自然は不確実ですが、アートマは確実です。博士は5本の指を示して、親指は非暴力を、その他の指は真理、平安、愛、正義を象徴していると説明しました。

博士は大中小と三つの円を縦に並べて描き、このように説明しました。一番上にある最も大きな円は宇宙我、パラマートマであり、一番下にある最も小さな円は物質世界です。真ん中にある中ぐらいの円があなたです。あなたは、パラマートマに到達するために大きな円へと上昇するか、物質世界という小さな円の中に下降するのかを自分で選択することができます。

インド内外におけるヴェーダの今日的意味

SSIOマレーシア

国連工業開発機構・国連貿易開発会議(マレーシア)コンサルタント

ダートー ジェガ ジャガディーシャン氏

ジャガディーシャン氏は、神はすべてであると説明しました。神は私たちが目にするものすべてです。私たちが行う礼拝は、私たちが目にする神に届きます。ヴェーダは万人のためのものです。それはどれくらい本当なのでしょうか? ジャガディーシャン氏はそれを解明するために、2冊の本を書きました。1冊は「SPARK OF DIVINE」(神の火花)、もう1冊は「GLIMPSE OF VEDA」(ヴェーダの瞥見)です。

彼は人生における4つの柱(プルシャールタ)を説明しました。それは、ダルマ(正しい行い)、アルタ(富)、カーマ(欲望)、モークシャ(解脱)の4つであり、ダルマを通じてアルタを得、モークシャへのカーマを抱くべきなのです。これらの目標と法則は、悟りを得た聖者や聖賢によって書き記されました。現在これらの柱は、衰退しています。私たちの欲望はダルマに反したものではなく、ダルマに則したものであるべきです。

ジャガディーシャン氏は、私たち自身を霊的に高める方法として、熱気球の例を挙げました。私たちが行うバジャン、セヴァ、瞑想などは、気球を浮上させる熱です。しかしそれらを行っていても霊的に向上しないのはなぜでしょうか?たとえ霊性修行を行っていても、未だに怒り、憎しみ、強欲、嫉妬などを抱えているのであれば、それらが気球を地上に押しとどめる重石となります。それで浮上することができないのです。不純な習慣や想念を手放せば気球は軽くなり、エゴが消え去れば簡単に浮き上がるでしょう。

ジャガディーシャン氏が挙げたもう一つの例は、私たち全員が持っている2つの性質、シレーヤスとプレーヤスです。シレーヤスは霊的性質で、最初は苦しいが後で喜びをもたらします。プレーヤスは世俗的性質で、最初は楽しいけれども、後になるとたくさんの痛みや苦しみをもたらします。病院にいる患者たちは、プレーヤスの好例です。ほとんどの人々は飲酒や喫煙を楽しみますが、その後長い間、あるいは一生を病気で苦しみます。最後に救済を得るために、献身的に、一生懸命働く人々はシレーヤスです。世界はプレーヤスに満ちています。しかしサティヤ サイの学生たちはシレーヤスです。欲望を即座に満足させるのはプレーヤスです。一生懸命働いた後で遅れて得られる満足はシレーヤスであり、それが成功へと導きます。

ジャガディーシャン氏は、この真理を解き明かす知識を、皆と分かち合って欲しいと要望しました。

農業と環境に関するヴェーダの科学:食糧難を克服するための処方箋

シュリ ヴェーンカテーシュワラ ヴェーダ大学(ティルパティ)元副学長

サンニダナム スダルシャン シャルマ博士

スダルシャン博士は、農業と環境におけるヴェーダの科学について語り、食糧危機の改善策を説明しました。博士は、ヴェーダには2つのカテゴリーがあると語りました。1つ目は米であり、2つ目はホルです。米は村で行われる農業であり、ホルは野生農業です。ヴェーダの中では14種類の食べ物が説明されています。グラーンミャは良いものであり、アーランニャは野生のものです。

ヴェーダは農業を成功させる方法を教えています。より健康的な収穫物を得る季節があるのです。プラジャーパティ(ブラフマン)は、さまざまな神々と関係しています。それらの神々は雨季に果物、果汁、水、薬草という贈り物を与えます。このプラジャーパティが季節を定め、定められた時期に稲の種が蒔かれます。農夫たちは作物を植える前に、「これから私はあなたを掘り、耕しますので、お許しください」と、母なる大地に祈ります。農夫たちは畑の世話をし、2本足の人間と4つ足の動物すべてに食物を与えてくださいと神に祈ります。農夫たちは、農作業をする上で非常に苦労し、たくさんの犠牲を払います。

彼らの農業はヴェーダのやり方に従っています。すべての元素が彼らを助けるので、汚染はありません。農夫たちは「おお、母なる大地よ、私たちはあなたのもとで安全に暮らしています。私たちをばい菌や、アメーバ、内なる敵、外なる敵からお守りください」と祈ります。汚染してはなりません。

無意味に木を切り倒してはいけません。もし切る必要がある時には、ほんの数センチだけ切りなさい。たとえば、爪の先を少しだけ切るのは問題ありません。しかし指全体を切れば痛みます。同様に、必要があるのであれば、少しだけ切りなさい。

農夫たちは、自分たちの心(マインド)から汚染を取り去ってくださいと祈ります。

現在では、最小限の水と最小限の農薬で稲を育てる方法があります。

飲みすぎたり食べ過ぎたりしないようにしなさい。これは罰を受けることになるでしょう。年を取ってから食べ過ぎることは、病気の原因になります。

あなたがヤグニャ(供犠)をすれば、雨が降ります。ヤグニャをしなければ、旱魃になります。


2017年11月20日午後 サイ クルワント ホール

多宗教のリーダーたちによるシンポジウム

パネリスト全員がスワミを讃え、スワミは人類に対して偉大なことをなさったと語りました。これが、スワミがいかにご自身の愛を注がれたかを示しています。スワミは常に「すべてを愛し、すべてに奉仕しなさい」と語り、無条件の愛を実行に移されました。

パネリストの一人は、皆で集まって霊性について語りましょうと提案しました。彼らはヴェーダ詠唱を気に入り、今日我々が目にし、耳にしたことは、インド以外の場所では起こらないだろうと語りました。「ヴァスダイヴァ クトゥムバカム」(全世界が一つの家族)なのです。

イスラム教徒のパネリストはこのように語りました。「私たちは自分自身の収入から困窮している人々を助けなければなりません。人は、己の行いによって世に知られます。無条件で人々を愛しましょう。なぜなら私たちは皆兄弟姉妹なのですから。」

もう一人のパネリストは、こう言いました、「もし緊急に輸血が必要になったとしたら、私たちはそれがイスラム教徒の血なのか、キリスト教徒の血なのかと気にするでしょうか?」

最後に、パネリスト全員が「私たちは団結すべきであり、それをリードするのはサティヤ サイ オーガニゼーションであるべきだ」という結論に達しました。

多宗教リーダーたちによるシンポジウムのまとめ:

シュリ サティヤ サイ セヴァ オーガニゼーション(SSSSO)全インド会長

シュリ ニミシュ パンディヤ氏

パンディヤ氏はパネリスト全員に感謝の意を表明してから、サイのセヴァをすることによって、どのように人々が結ばれていくかを示すエピソードを語りました。

SSSSOはお祭りをするために、アヨーディヤーにある村に行きました。その村では、バーブリー マスジット※の記念日をお祝いしていました。私たち、サイ ボランティアは、イルミネーションをつけた山車を引きながら練り歩いていました。遠くの方でムスリム(イスラム教徒)の人々がお祈りをしているのが見えました。そこで私たちは山車を止め、イルミネーションを消して、ムスリムの方たちを邪魔しないようにしました。これを見たムスリムの方々は私たちの方に走り寄ってきて、「なぜこのようなことをするのですか?イルミネーションをつけて、あなた方の山車を動かし、お祭りを続けてください。」と言ったのです。そして「あなた方のサイは、私たちのムスリムの友を2人、病院で助けてくれました。」

※バーブリー マスジット:ムガール帝国の初代スルタンであるバーブルが建てたモスク。アヨーディヤーはラーマの生誕地でもあったため、ヒンドゥー原理主義者たちが1992年にこのモスクを破壊した結果、インド国内でイスラム教徒への迫害が激しくなった。

さらにニミシュ氏は、世界は無条件の愛を必要としている、と語りました。サティヤ サイにはすべての宗教が手を携えて、共に歩むことのできるダルマがあり、基盤があるのです。

2017年11月21日朝 サイ クルワント ホール

バガヴァン シュリ サティヤ サイ ババによる異教徒間の調和の呼びかけ 会議場から地域社会へ

サティヤ サイ インターナショナル オーガニゼーション マレーシア

国連工業開発機構・国連貿易開発会議(マレーシア)コンサルタント

ダートー ジェガ ジャガディーシャン氏

世界には2種類のチャレンジ(問題)があります。最初のチャレンジは60年前、パルティには世界大会がありませんでした。しかし今はあります。もう一つのチャレンジは現在、家族や両親に対する敬意が失われていることです。マレーシア政府は、両親の介護をしなければならないという法律を作りました。

現代は、多宗教間の(インターフェイス)対話が流行っています。マレーシアは人口の6割がイスラム教徒です。宗教の役割とは、一体性を生み出すことです。ある時、マレーシアで行われた多宗教の集いで私は「あなた方は時間を無駄にしています。ただ話し合うのではなく、皆で力を合わせて社会に奉仕をすることの方が大切です。行動に移すことが大切です」と発言しました。議論を交わすよりも必要なのは、インターアクション(人との触れ合い)です。「私たちはあらゆる信仰を尊重しなければなりません。空は一つであり、地球は一つです」。私たちはサティヤ サイ評議会を結成し、共に前に進みましょうと呼びかけました。私たちは農村地帯で医療キャンプを行いました。9割がイスラム教徒の村でした。その後私たちはイスラム団体のトップと話しました。彼らは「私たちはサイ ババ グループをよく見ていますよ」と言いました。私たちは彼らに「ご自分の信仰を大切にしてください」と言いました。その後イスラム団体から「ジャガさん、私たちはあなたと一緒にやります」という連絡があったのです。キリスト教団体も参加してくれるようになりました。

私たちは現在、多宗教合同で演劇祭やセヴァなどを行っています。この組織は17年前に発足しました。この組織を結成して10年目のことです。私はさまざまな宗教の祈りを唱えることを許してほしいと願い出ました。イスラム団体は、「サイ ババ グループだけは唱えてもよい」と答えました。このグループの会長は、さまざまな宗教団体が交代で務めていましたが、ある時にムスリムの人が「ババを会長にしましょう」と提案してくれました。

それから間もなく、恵みの水プロジェクトが始まりました。私はスワミの近くでスピーチをすることになりました。しかし、その日、私の喉はひどい炎症を患っていました。それで私はキャンディを口の中に放り込みました。スワミは私のために水を用意するようセヴァダルにお命じになりました。そのとき私はスワミにこう申し上げました。「ババ、私を恵みの水プロジェクトの対象者に加えてくださってありがとうございます。」(笑)

マレーシアはイスラム教の国なので、たくさんの制約があります。それでも私たちはパブリック アウトリーチ プログラムを実施しています。

ニュージーランドでインターフェイス大会が行われたことがありました。メソジスト教会を始め、多くの宗教団体が参加しました。私たちは「神の子どもたちの喜びの日」(Fun day for God’s Children) という映像を紹介しました。これは障害を持つ子供たちへの奉仕プログラムです。現在ニュージーランドでは、このプログラムを毎年実施しています。

最高のコミュニケーション方法は、世界に向けて説明することです。行動に移さなければ、人々は信頼してくれません。多宗教が共存する世界最大の民主主義国であるインドは、この多宗教間の集いの世界モデルとなることができるでしょう。SSSSO全インド会長のパンディヤさん、よろしくお願いします。

私のスワミへの祈りは、「スワミ、すべての宗教に100%の力を注ぐセヴァを私たちにさせてください」です。

基調講演

人類の発展のためにその科学的理解を通じて、今日の重大な社会問題と深く関わる英知の源としてのヴェーダの発見

インド科学遺産研究所(ケーララ州)所長

N. ゴーパーラクリシュナン博士

私はババのパーダナマスカールをいただきましたが、次にいつババの元に行けるかわかりませんでした。ババが夢に出て来て、「あなたのエゴがなくなったら呼びます」とおっしゃいました。そして5年後にババに呼ばれたのです。

ラーマクリシュナ パラマハンサは、インドは霊性の首都であると語りました。お互いにシェア(分かち合い)、ケア(世話をし)、キュア(癒す)ことが大切です。意義深く、やりがいのある人生を送るには、それぞれの祈りが対立するのではなく、互いに補い合うものとならなければなりません。信仰深く、意義深く、やりがいのある人生を送りましょう。

アサトーマー サッド ガマヤ……悪い思いを取り除き、良い思いを入れましょう。ストレスが多い人生とストレスが小さい人生、どちらがいいでしょう?

バッドラム カルネービッ……すべての人の中に善を見よう。悪を無視しよう。

バッドラム パッシェーマークシャ ビル ヤジャットラーハ……健康な身体、健康な心。

マーナヴァ セヴァ(人への奉仕)はマーダヴァ セヴァ(神への奉仕)です。他の人を助ける人のみが、真に生きていると言えるのです。

サハ ナーヴァヴァトゥ……共に生きよう、共に英知を得よう。すべての人が幸せになろう。

インドは私の宗教だけが正しいとは決して言いません。自殺する人は暗闇の中を歩いています。スワミはヴェーダが人類にとって最高の喜びであると語りました。自分のネガティブさを取り除くのがあなたの義務です。ヴィッディヤー(英知)とは内側の知識のことです。アヴィッディヤーは外側の知識です。科学的な知識は生活をよりよくするために使うものです。霊的な知識は、自分自身を高めるために使うのです。バガヴァッド ギーターは、霊性を伴わない科学は無意味であると説きました。

プラクリティは物質です。私は物質ですが、内面にあるプルシャが表に現れてくると、栄光に満たされます。

ヴェーダの始まりは誰も知りません。

何かをもらったら、それを返さなければなりません。

サッティヤム ヴァダ、ダルマム チャラ。常に学び続け、ダルマをやめてはなりません。

幸せな人生を送りなさい。時間は未来から過去へと進みます。私たちは過去から未来へと進みます。

キープ スマイル、微笑み続けましょう。

気をつけましょう。あなたはこの世界に永遠にいるわけではありません。

幸せで、意義深い、やりがいのある人生を送ってください。

日々の生活におけるヴェーダーンタ

サティヤ サイ インターナショナル オーガニゼーション会長

ナレーンドラナート レッディ医学博士

真善美の化身であるババにお祈りを捧げます。あらゆる宗教のエッセンス、サイのエッセンス、それは愛です。性別、人種にかかわらず、たくさんの聖者がここで神聖なバイブレーションを感じました。最高の信仰とは奉仕することです。他の人の苦しみを取り除き、ヴェーダーンタに生きることが大切です。ヴェーダに書かれていることを実践することが大切です。サッティヤム ヴァダ、ダルマム チャラ。

パラヴィッディヤー(至高の英知)があります。科学はアパラヴィッディヤー(至高の英知でない知識)と言います。科学と霊性(ヒューマン バリューズ)を両方教えるユニークな教育が統合的教育(Integrated Education) であり、サイ スクールで行われています。

すべての人は不滅の子、アムリタプットラです。犠牲によってのみ、慈善によってのみ、永遠を得ることができます。

アンナ ダーナとは食べ物を施す奉仕です。私たちはナーラーヤナ セヴァという名称でそれを行っています。

犠牲(供犠)とは何でしょうか? 悪い性質を手放すことです。善いことだけを考えて、悪いことは考えないことです。とてもシンプルなことです。

もう一つ、スワミが強調されていることは、社会に出て奉仕をしなさい、ということです。

ババの御教えの中に8語から成るマハーヴァーキャ(格言)があります。それはLove All, Serve All. Help Ever, Hurt Never. (すべてを愛し、すべてに奉仕しなさい。常に助け、決して傷つけてはなりません)です。

ヴェーダの音の変革の力―個人および集団におけるより平穏で健全な生活への助け

インド工科大学カラグプル校助教授

アヌラーダ チョウドリー博士

誰もが、よりよくなるために努力しています。ヴェーダは人類の最も古い探求の記録です。Vidには知識、なること、得ること、という意味があります。ヴェーダとは手に入れる必要があり、私たちが何であるかを教えるものです。

しかし私たちはまだ、自分が何であるかを知りません。

存在(being)とは何でしょう? どうやって存在の源に戻ればいいのでしょうか?私は誰なのでしょうか? ここで言っているのは、粗大な肉体ではない私のことです。

目を閉じて、内面を見つめましょう。エネルギーと他の存在との境界はありません。自分とは何なのでしょうか?

ハタ ヨーガは 肉体を通じて、バクティ ヨーガは信愛を通じて、グニャーナ ヨーガは英知を通じて、実在に近づくのを助けています。

ノイズ、雑音は外部からやってきます。調和は内面にあります。ヨーガのマントラには雑音を減らす力があります。意識的にバイブレーションを起こして、私たちを守ります。

「アー」と大きな声で言ってみましょう。もっと酸素が必要になりますね。広がる感じがしませんか? 音とその影響は関連しています。マントラとは、システマティックに体・感情・知性に影響を及ぼす音なのです。「ア」は私たちの基本となる音です。心が小さいと音も小さくなります。大きな声で「アー」と言うと、宇宙との調和を感じられます。

「オーム」とは、「ア」と「ウ」と「ム」という三つの音からできています。「ウ」は抱きしめる音です。「ム」は包み込む音です。「オーム」と唱えると宇宙との一体性を感じることができます。

みんな幸せになりますように。みんな健康になりますように。皆が良いものを見るように。皆が悲しみを持たないように。私がそれを実践できますように。

ヴェーダの理想の重要性と古代ギリシャの英知との関連性

サティヤ サイ インターナショナル オーガニゼーション ギリシャ会長

サティヤ サイ教育協会南ヨーロッパ理事長

ジョージ ベベデリス氏

イデアとはプラトーンが提唱した概念です。

ヴェーダとは「私は知っている」という意味です。

ソクラテスは真理を知っていました。

EHVはハート、ヘッド(頭)、ハンド(手)の3HVです。

プラトンは身体と精神の調和を説きました。

ババは、体や心ではなく、良心に従いなさいと教えました。

仏教では仏性といいますが、真理は一つであり、それを人々がさまざまな名で呼ぶのです。サハッスラ シールシャー プルシャハ……プルシャには千の頭と千の手があると言われています。

1993年から1994年のクリスマスの時です。私はババに、ソクラテスの最後の説教について尋ねたいことがありました。そしてインタビューに呼ばれたのです。ババはおっしゃいました。「あなたは何が欲しいのですか?」私は「私はあなたが欲しいのです。私は神が欲しいのです。」スワミは微笑んで、指輪を物質化されました。そして「新しいデザインです。ごらんなさい、ぴったりのサイズだ!」とおっしゃいました。それから個人用のインタビュー ルームに入りました。ババは「あなたは何が欲しいのですか?」と尋ねました。私は「平安が欲しい、自信が欲しいのです」と答えました。「あなたはなぜここに来たのですか?」「あなたを見るためです」「神はどこにいるのですか? あなたもまた神なのですよ。もしあなたが自分は神だと思えば、あなたは神になるのです。もしあなたが自分は人間だと思えば、あなたは人間のままです」。

マーヤー(迷妄)という力があります。アーヴァラナ シャクティは心を惑わす力です。ヴィクシェーパ シャクティは幻を見せる力です。主は2本の手で、2つのマーヤーを取り除いてくださいます。世界や欲望と自分を同一視することが誤りなのです。肉体意識を抜け出さなければなりません。5つの鞘を超えたものが真の存在です。

そのように考えていくとヴェーダの知識であるアートマ グニャーナにたどり着きます。

大切なのは、ただ考えるだけでなく、ヴェーダの知識を実践に移すことです。

サナータナ ダルマとコーランのエッセンス

ラシュトリヤ サンスクリット大学(ニューデリー)サンスクリット語教授

国家コミュニティー調和賞受賞者

ムハンマド ハニフ カーン シャーストリー博士

(ムハンマド博士は、イスラム教徒であるが、サンスクリット語で博士号を得、アブドゥル カラム大統領よりサンスクリット語のスカラーシップを授与された。博士には「ダルマの真髄とサナータナ ダルマ」を始めとする8つの著作がある。)

常に意識があり、すべてを知っている者―すべての人のハートの中に彼がいます。今、私は年を取り、サイは全知であることを知りました。サイの御業を見ると、私は自信をもって、サイはすべてであると言うことができます。私は、サイがすべてであると、100%確信しています。私たちは全世界でこれを分かち合わなければなりません。

アタルヴァ ヴェーダは、「もしあなたがこの道を実践するならば、あなたは高められるだろう。愛をもって生きなさい。愛を活用しなさい」と語っています。母牛が子牛を舐めるように、お互いが輝かなければなりません。すべての人が同じように輝くのです。私はここで燦然と光り輝いています。それを全世界に持って行きましょう。実際のインドもしくはバーラタは、ヴァスダィヴァ クトゥンバカム(世界は一つの家族である)です。

世界にあるすべての身体は、同じ五元素から作られています。この身体(シャリーラ)は成長します。そしてこの身体の中にプラーナ(生気)が入っています。私たちは、万人が兄弟姉妹であることを知るようになりました。コーランの中に、「私は私の目、鼻、体全体を作り、その中に私自身を入れた」という一節があります。

リシとはマハー プララヤという意味です。これは何者でもありません。

水だけが形を持つエネルギーです。神(イーシュワラ)と、神のシャクティは水に浮かんでいました。彼は全世界の中にありました。どのようにして彼が来たのか、誰も知りません。

私たちは、ヴェーダの歴史のほんの一部しか知りません。コーランの中に古代のヴェーダを見ることができます。ヴェーダが最初に知られ、その後にイスラム教が来ました。

女神(シャクティ)はイーシュワラの姿です。私たちは、女神の力を通じて、世界の中のすべてを見ます。たとえば、母親は、生まれたばかりの赤子のことを考え、無条件の愛を与え、世話をします。すべてのブラフマーンダ(世界)の中で、唯一偉大な人物は母親です。

アッラーは、全世界に何を与えるべきかをご存じです。私たちはすべて一つです。ダルマに違いはありません。サナータナ ダルマだけが真実です。どのようにして私たちの世界が一つになるのか、ババだけがご存じです。

私はすべてをスワミに委ねています。イスラム教では全託せよと教えます。神はただあなたを作ったのではありません。

私たちは何が始まりで何が終わりなのかを見届けることはできません。私たちが見ることのできるのは、全世界の中にあるあなただけです。

コーランとバガヴァッド ギーターの間に違いはありません。31,000種類の巡礼がありますが、すべての巡礼は同じです。コーランとギーターではバガヴァッド ギーターの方が先に作られました。私たちは真理を、サナータナ ダルマを知らなければなりません。この英知に私は敬礼します。

2017年11月21日午前 プールナチャンドラ講堂

日本におけるヴェーダ英知の影響

ノリヨシ マツミ博士

まず初めに、インドのヴェーダ文化と日本とのつながりについてお話します。1500年前の日本は飢饉や疫病、社会不安などに悩まされていました。538年にインドから仏教が伝来してからは、仏教を信仰する人が少しずつ増え、7世紀には聖徳太子(厩戸皇子)が仏教の教えに基いて国を治めることを決意し、佛頂尊勝陀羅尼經の一節から始まる十七条の憲法を定めました。その中には、仏、法、僧の三宝を大切にするようにと書かれていました。8世紀の聖武天皇の時代には、疫病や飢饉が治まることを願って、当時の日本の首都であった奈良に大仏を建立するという一大事業が行われました。

インドのヒンドゥー教と日本の神道には、さまざまな神々を祀るという共通点があります。ガネーシャ、シヴァ、サラスワティー、ラクシュミーにはそれぞれ日本名がついています。ある時、聖武天皇は天照大神の夢を見、その夢の中で、奈良の北方に位置する湖の中にある小島に寺院を建立するよう命じられました。そして建てられたのが、琵琶湖の中にある竹生島神社という日本で初めてのサラスワティー女神(弁才天)の寺院です。西日本では戦乱の時代が続き、多くの神社仏閣は焼け落ちましたが、この竹生島神社は現在も残っています。

現代の日本人の大半は仏教徒ですが、千年以上にわたって多くの日本人が知らず知らずのうちにインドのヴェーダ文化の影響を受けてきました。現代の日本社会では、社会道徳という形でヴェーダが息づいています。たとえば、外国人が日本を旅行中に財布をなくしても、ほとんどの場合、それは警察や大使館に届けられます。このように、社会全体に高い道徳性が保たれているのは、世界的にも稀有なケースです。たとえ大地震が起こっても、多くの日本人は落ち着いて秩序正しく行動し、略奪や暴動などはほとんど起こりませんでした。

このように日本で高い道徳性が保たれている理由の一つに、天皇陛下の存在があります。日本では長年にわたって天皇陛下が神として崇められてきました。それはラーマ王子がインドの人々に神の化身として崇められてきたことと、とてもよく似ています。

現在の日本ではヴェーダを学ぶ人が増えています。以前は、日本人がヴェーダ詠唱を学ぶ機会はほとんどありませんでしたが、2004年から日本のサティヤ サイ オーガニゼーションでヴェーダ教室が始まりました。サティヤ サイ大学卒業生が博士号を取得するために来日したところ、ヴェーダ詠唱を教えて欲しいという要望を受けて、このヴェーダ教室が始まったのです。彼は当時日本の国立大学の博士課程に在学しており、毎晩遅くまで実験や研究に忙しかったのですが、毎朝、大学に向かう前に無償でヴェーダを教えたそうです。

当時はヴェーダ詠唱を学ぼうとする日本人はほんのわずかでしたが、その後、日本国内のさまざまな場所でヴェーダ セミナーが行われるようになりました。サンスクリット語の母音や子音には、日本語で使わないものが多くあるため、日本人がヴェーダを正確に発音したり、ヴェーダの発音を日本語で表記したりすることは、とても難しいものでした。しかしヴェーダ聖典に出てくるすべての音が日本語で表現できる新しい表記法が考案されたため、ヴェーダの学習速度は一気に早まり、300もの日本人がヴェーダを唱えられるようになりました。

2007年にはプラシャーンティ ニラヤムで日本人がヴェーダ詠唱を披露する機会に恵まれました。また、日本でヴェーダ学習が始まることになった経緯をまとめた演劇も上演されました。

日本でヴェーダ学習が始まった当初は、比較的短くて平易なヴェーダを学んでいましたが、今では多くの日本人がルッドラムを習得し、これまでに十回以上も日本のさまざまな場所でエーカーダシャ ルッドラ パーラーヤナムを実施しています。

最後に、科学者としての視点から申し上げたいことがあります。サティヤ サイ ババ氏は「ヴェーダの英知は他の種類の科学に比べてはるかに深淵であり、科学的分析は、ヴェーダの英知という別の次元の高さを知るための効果的なツールになり得ない」と語りましたが、科学からも、いくつかの興味深い事実から、ヴェーダ科学の深みを垣間見ることができるのです。

何人かの科学者たちは、チャマカムの最終アヌヴァーカの中に重要な秘密が隠されていることを指摘しています。第10アヌヴァーカまでは、私たちの幸福と繁栄に必要なたくさんの善良な望みを祈っています。しかし第11アヌヴァーカでは、ヴェーダ的に意味のあるたくさんの数を唱えます。1から33までの数字は3万3千あるといわれるミトコンドリアDNAの塩基対を、4から48までの数字は4千8百万ある核DNAを、奇数と偶数が対になって現れるのはDNAの二重らせん構造を表していると考えられています。チャマカムには人類の遺伝子情報がすべて含まれており、心を込めてチャマカムを唱えるならば、人間としての潜在能力や先天的力を取り戻すことができるといわれているのです。

チャンティングとハヴァンに基づくヴェーダの科学による人の健康と環境衛生の改善

ヴェーダ知識適用研究所(ラージャスターン州ジャイプル)所長

ヴェーダ科学者

スワミ クリシュナーナンダ プーリ氏

現在は大気汚染、温室効果、気候変動などさまざまな環境悪化がみられます。大気、水、土壌が汚染されており、健康への影響が心配されます。

私はハヴァン(供犠(ヤグニャ)の火)の煙の抗菌作用を調べました。(訳注:供犠(ヤグニャ)では、まず枯草や薪に火をつけてから、樟脳やギーやココナッツなどの供物を火の中に捧げる。)

ハヴァンの煙には大気を汚染する物質は含まれていませんでした。ハヴァンの煙を満たした空間では、72時間で汚染微生物数が90%減りました。これは熱によるものと考えられます。固体培養にハヴァンの煙をあてると細菌が86~90%減少し、培養液の場合は76%減りました。

サマグリ(ハヴァンに捧げる供物)から抽出したものの中で抗菌作用があったのは、樟脳でした。ギーには、煙に含まれる化学物質や細菌に付着して、それらが大気中に広がらないようにする作用がありました。

私たちは、ヴェーダの恩恵について、もっと広く人々に知らせなければなりません。

ヴェーダ―神の息吹

シュリ サティヤ サイ大学プラシャーンティ ニラヤム校卒業生

シュリ N. スディンドラン氏

(スディンドラン氏はサイ大学在学中の2008年から2011年までヴェーダ隊に所属していた。)

ヴェーダはグニャーナ アムルタム(不滅の英知)です。この国際ヴェーダ大会は、人類を向上させるためのものです。ヴェーダは人間が作ったものではありません。誰がヴェーダを創造したのでしょうか? ヴェーダは神の息吹です。ヴェーダと神は相互に関連しており、一方がなければ他方も存在しません。ヴェーダとはダルマの歌です。ダルマ スターパナ(ダルマの確立)とヴェーダ ポーシャナ(ヴェーダの守護)のためにババは降臨されました。

SAIとは、SEE ALWAYS INSIDE (常に内面を見る)ことです。

肉体、生気、心、理智、魂という5つの鞘があります。心(マノーマヤ コーシャ)はヴェーダの四肢です。ヴェーダの知識が心を作ります。人間の心の中は知識でいっぱいです。ルッドラムは、ヴェーダの知識という形で、心の中にいる神に挨拶をするのです。

人間にはヴェーダのすべてを理解することはできません。それができるのは神だけです。

スワミは、神と共に生きることが真の教育である、とおっしゃいました。サティヤ サイ大学は本当に祝福されています。

私は、スワミに頼まれて、マントラ プシパムの意味を英語に訳しました。その時にスワミから「その真髄(エッセンス)を知っていますか?」と聞かれました。その内的意義は、アートマ、神がすべてを創造し、全被造物が自分はブラフマンであると気づけば、それらはブラフマンになる、ということです。

ヴェーダを唱える法則は、真摯な気持ちで、速く、両手を合わせて、本を見ないで、意味を理解して、大きな声で、発音とイントネーションに注意して唱えるということです。イントネーションと発音を正しく唱えないと恩恵は得られません。

ヴェーダ詠唱と体のさまざまな機能に対するその治療効果

リュブリャナ大学(スロベニア)英語・フランス語教授

アナ サラスワティー コンジャル教授(博士)

(コンジャル博士はスロベニアでヴェーダ普及活動を始め、現在は国内外の多くの人々にヴェーダ詠唱を教えている。)

ヴェーダ詠唱にどれほどの力があるかをお話しします。

2003年、私の人生は大きく変わりました。教会でマリアとイエスと天使を体験した後、私は大病を患いました。私は神様に「なぜですか?」と問い続けました。それから私はキリスト教以外の宗教を模索し始め、仏教や禅など、いろいろな宗教を学びました。そしてカリ ユガ アヴァター、シュリ サティヤ サイ ババが、インドという約束された土地におられることを知ったのです。そこに行こうとしましたが、家族に反対され、離婚することになりました。私はババの本を翻訳し始めました。初めてババのところに行った時、どの宗教も愛に満ちていることを知りました。それから毎年ババのところへ行きました。娘が「ババが家に来たよ」と言ったこともありました。

そして私は大きな事故に遭いました。大変な事故で、私はしばらく寝たきりでした。しかしマントラを唱え続けているうちに体は回復しました。

2004年、ババが「ヴェーダを学びなさい」とおっしゃっていることを知りました。私はサラスワティー女神に祈って、ヴェーダの勉強を始めました。事故の後遺症で記憶力が落ちており、なかなか覚えられないので、一度はあきらめました。しかし家族から「ヴェーダを学びなさい」と言われたので、再び始めました。ババに全託して、毎日浄性の時間であるブラフマムフールタにひたすらCDを聞きました。寝る前にも聞きました。そして少しずつ覚えられるようになりました。

体にはまだ痛みがありましたが、ヴェーダを唱えると痛みが緩和し、体の調子もよくなってきました。視力も回復し、めまいも治まり、不眠症も治りました。

今は、障害のある人や病気の人にもヴェーダ詠唱を勧めています。

挨拶

シュリ サティヤ サイ セントラル トラスト(プラシャーンティ ニラヤム)理事

シュリ R. J. ラトナーカル氏

(ラトナーカル氏はババの甥であり、サティヤ サイ大学ブリンダーヴァン校の卒業生である。)

プラシャーンティ ニラヤムにいると、ヴェーダが体の一部になります。プラシャーンティ ニラヤムがヴェーダの機会を与えてくれます。

有名なヴェーダ学者が来て、スピーチしたことがありました。後でスワミから「スピーチはどうでしたか?」と聞かれました。私は正直に「何もわかりませんでした」と答えました。スワミは、「自分はわからないという人はよろしい。わかりましたと言う人ほどわかっていないのです」とおっしゃいました。

暗い部屋の中にいたら、あなたは何と言いますか?「何も見えない」と言うでしょう。しかし、もしあなたが最初から何も見えなかったら、見えないことすらもわかりません。かつてわかっていたことがあるために、わからないと言うのです。

ココナッツにストローを刺すように、視点を内側に向けましょう。

ある聖者が常々「ブラフマンのみが真理であり、他はすべて幻である」と語っていました。ある時、村に大きな暴れ象がやってきました。聖者は「あの象がブラフマンなら、私を傷つけるはずがない」と言って、象の前に立ちふさがりました。しかし、聖者は自分の言っていることを半分しか信じていなかったので、結局、象に踏まれて大けがをしてしまいました。

マハーラーシュトラ州からマハーラージャが来ました。マハーラージャに「サティヤ サイ ババのことをどう思いますか?」と聞くと、「あなたこそ知っているでしょう。私たちにはまだ半分の知識しかありません」という答えが返ってきました。

1918年から1926年の間(シルディ サイ ババの没後、サティヤ ナーラーヤナ ラージュが生まれるまでの間)にいたのがパラブラフマン(普遍なる絶対者)である真のサイ ババです。

あらゆるヴェーダのエッセンスを通じて、スワミを知りましょう。何を学ぼうとも、心を超えることはできません。しかしハートと結びつけば、それは無限になります。

スワミと一緒にコダイカーナルに行った時、毎日バガヴァッド ギーターの話をしたことを思い出します。

「知らない」と言う人間のみが知ることができるのです。

もしあなたが神であれば、すべてのものがあなたの元へやって来るでしょう。

神の愛で満たされれば、あらゆるヨーガがあなたの中にあるのです。

あなたの人生を捧げれば、スワミはあなたを守ってくれるでしょう。

2017年11月21日午後 サイ クルワント ホール

私はヴェーダとヴェーダ学者を養うために来ます

―バガヴァン シュリ サティヤ サイババ

シュリ サティヤ サイ高等中等学校教員

シュリ ヴェーダナーラーヤナン コレンゴード氏

(ヴェーダナーラーヤナン氏は1981年にゴールドメダルと共に哲学修士号を取得、以来38年間にわたってヴェーダ詠唱を教えている)

私たちはスワミに大変感謝しています。私たちには宗教、カースト、宗派の制約が付き物ですが、今やスペイン、イタリア、ロシア、ドイツ、日本などあらゆる国のあらゆる人々―ハーバード大学の学者から小さな子供たちまで―がヴェーダを学び、ヴェーダを唱えています。そのうちの半数は女性です。(訳注:昔は女性がヴェーダを習ったり唱えたりすることが禁じられていた。)

バガヴァンは、ヴェーダ ポーシャナ(ヴェーダを守護すること、ヴェーダを唱える人を守ること)、ダルマ スターパナ(ダルマを確立すること)、帰依者を救うこと、人類全体を守ること、を宣言されました。バガヴァンが口にされたことはすべてヴェーダ ヴァーキャ(ヴェーダの格言)です。

スワミは私たちに、日々の生活の中にヴェーダを応用するよう指示されました。ヴェーダは普遍的で、どの国にも共通するものです。ヴェーダは私たちが正しく生きるにはどうすればいいかを教えてくれます。サハ ナーヴァヴァトゥ……共に進もう、共に互いを理解しようと努めよう。神が皆をエネルギーで満たし、共に歩むことができますように。これがヴェーダの普遍的メッセージです。ヴェーダは私たちの母です。それはすべての人のものです。ヴェーダについてもっと多くを語り、共に理解しましょう。スワミはすべてに答えてくださいます。

神はすべてのものに遍満しています。私たちは神に全託しなければなりません。全託すれば、生きることの意味がわかります。ババの生涯は、与え、許すことの繰り返しでした。ババはナ カルマナーを実践されたのです。誰かの富を切望してはなりません。人は、犠牲によってのみ、不死を得ることができるのです。

マートゥル デーヴォー……は、あなたの母、父、師、客を神と見なしなさい、という意味です。神への愛と罪への恐れを抱きましょう。社会の中で道徳心を持ちましょう。

ある帰依者が「私は罪深き魂です。私は罪から生まれました、スワミ」と歌いました。そうではなく「私は祝福された魂です。私は祝福されて生まれました」と歌いましょう。たくさんの生物種がある中で、私たちは人間として生まれることができたのです。どうして罪があることがあるでしょう。罪深いと思うことは弱さなのです。「おお、アルジュナよ、弱さを捨てて立ち上がれ」とクリシュナは言いました。主に従いなさい。悪に立ち向かいなさい。最後まで戦いぬきなさい。ゲームを終えなさい。

私たちは何者なのでしょうか?私たちは動く神殿です。私たちは万人を尊敬すべきです。何を見ようとも、聞こうとも、神だけがあるのです。

エーコーハム バフッスヤーム。(私は一つである。私は、自分自身を愛することができるように、多となろう。)肉体がある限り、すべての人を神として扱いなさい。体は社会に奉仕するために与えられたのです。

すべての人を幸せにしましょう。すべての人が繁栄しますように。誰かが苦しんだり、病に侵されたりすることがないように。吉兆のみがそこにありますように。すべての存在が幸福でありますように!

シュリ ナレンドラ モディ・インド首相挨拶の紹介

シュリ サティヤ サイ セントラル トラスト(プラシャーンティ ニラヤム)理事

S.S.ナーガーナンド氏(インド)

(ナーガーナンド氏は1960年代からの帰依者で、現在はセントラル トラスト理事である。)

私たちはこの大会に大きな力を注いできました。それは他に類を見ないものです。私たちは先人たちが何を解き明かしたのかを熟考しました。ババは、社会に益をもたらすために、全世界にヴェーダを届けるというご自身の役割を果たされました。バガヴァンのメッセージによって、ヴェーダ詠唱が促進され、あらゆる国の人々が人類の幸福を願ってヴェーダを唱えています。エーカム サット ヴィップラーッ バフダー ヴァダンティ……真理は一つ、それを賢者はさまざまな名で呼ぶのです。

私たちにはリグ ヴェーダ、サーマ ヴェーダ、ヤジュル ヴェーダ、アタルヴァ ヴェーダという4つのヴェーダがあります。それは一国の遺産ではありません。スワミは暗号のような秘密の方法で私たちに教えてくださいました。私たちはそれをじっくりと考えなければなりません。

私の妻はプージャーに関する本を書き、レディース デーにそれをリリースしました。ババはアティ ルッドラ ヤグニャの時に、彼女の本を祝福してくださいました。スワミは彼女にこの本を万人にあげなさいと指示され、そのとおりになりました。

初期の頃は、スワミがダルシャンに来られる時に音楽が流れていました。その後はヴェーダが重視されるようになり、ダルシャンの時に唱えられるようになりました。

私たちにはカーストがありました。ブラーミン伝統があるところでは、ガーヤトリー マントラを授かることができるのは、上位カーストに属する男性だけでした。ウパナヤムの儀式で、父親が息子を膝にのせてガーヤトリー マントラをささやくのです。しかしシュードラ階級以下の人や外国人や女性はヴェーダを学ぶことができませんでした。しかし、偉大な聖者はシュードラ階級の人々ばかりです。クリシュナは牛飼いでした。神はカーストと無関係です。スワミはすべての人の中に神を見て、すべての人がヴェーダを学びなさいとおっしゃいました。ヴェーダを学習するのに、カーストや人種や性別は関係ありません。スワミは「偉大なる道を行きなさい」とおっしゃいました。

シャンカラーチャーリヤは、女性もヴェーダを学び、聞き、考えることができると弟子たちに教えました。シルディ ババの時代には、ババは女性にヤグニャの仕方を教えました。サティヤ サイ オーガニゼーションはババの直接の指示に従ってやってきました。今ではすべての国の人がヴェーダを唱えています。

私たちはどのようにヴェーダを学ぶべきなのでしょうか?ヴェーダ学者は14年間ヴェーダだけを学びます。どのようにして学ぶかというと、まず読んで、次に一つ一つの音を練習しながら習得して、最終的には本を見ずに唱えられるよう努力をしなければなりません。ヴェーダの深淵さは大海原のようです。生涯を通じて唱え続けましょう。途中で深呼吸を忘れずに。人々はさまざまな種類のバイブレーションを見いだします。それは普遍的アートマと私たちを結びます。全世界的にそれを行いましょう。14世代にわたってヴェーダを学び続けている家系があります。ヴェーダを学ぶには一生かかりますが、束縛を解くのに最も効果的な方法はヴェーダなのです。

私たちはこのプログラムを前進させ、世界中に広めたいと思います。

ここで、モディ首相からお預かりしたメッセージを代読させていただきます。

・・・・・・

スワミ、私たちを正しい道へと御導きください。祝福をお与えください。

感謝の言葉

シュリ サティヤ サイ セヴァ オーガニゼーション全インド会長

シュリ ニミシュ パンディヤ氏

サティヤ サイ オーガニゼーションの力は、遍在するバガヴァンのおかげです。バガヴァンはここにお座りになっています。サティヤ サイ オーガニゼーションは帰依者だけでなく、全人類のものです。世界のサティヤ サイ オーガニゼーションが一緒に進んでいきます。一人が一人にヴェーダを教え、一人一人がヴェーダナーラーヤナン先生になりましょう。

これからは、インドのすべての州で、このような大会を開催する予定です。

ヴェーダを習いたい人のためのウェブサイトがあるので、それを通してヴェーダを教えていきます。

また、今回は展示会もあります。どうぞご覧になってください。

これからは降誕祭のためにわざわざプラシャーンティ ニラヤムにまで来る必要はありません。それぞれの家で、ババの降誕祭を祝いましょう。そうすればすべての家がサイの家となります。その時には、ババがお好きなラーギ(シコクビエ)のラッドゥー(お団子)を作りましょう。

すべての人が、サティヤ サイ セヴァダルとして、皆のロールモデルとなりますように。皆にインスピレーションを与えられる存在となりますように。国境のないサティヤ サイ オーガニゼーションとなりますように。

JAI SAI RAM


出典:http://www.sathyasai.or.jp/image01/2017veda_vol1.pdf